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【米国―生産】
フォードがHV部品を内製化、ミシガンに1.4億ドル
(2010年5月25日)
フォード  フォード・モーターは24日、ハイブリッド車(HV)などの主要部品となる電池パックと前輪駆動(FF)車向けのトランスアクスルを内製化すると発表した。これらの部品はメキシコと日本のサプライヤーから調達しているが、ミシガン州内の2工場に計1億3500万米ドルを投じて改修することを決めた。

2012年に北米で量産を開始する次世代HVとプラグイン・ハイブリッド車(PHEV)向けの部品を内製する。フォードの新型プラットフォーム(車台)「Globai C-car」と「 Global CD-car」を使用する車両に搭載される見通し。2013年からは欧州でも量産を開始する。

投資額の内訳はトランスアクスルを生産するバンダイク(Van Dyke)工場に1億2500万米ドル、リチウムイオン電池パックを生産するローソンビル(Rawsonville)工場に1000万米ドル。雇用創出はそれぞれ130人と40人とした。

■関連エンジニア50人超を採用

同社はまた、両工場への投資とは別に、両部品に関連するエンジニア50人以上を採用する方針を明らかにした。トランスアクスルの設計はリボニア(Livonia)オフィス、電池パックの設計はディアボンの本社が担当する。

フォードの米州事業を統括するマーク・フィールズ氏は「今回の発表は世界中でHVやEVを展開していくための長期計画の一部に過ぎない」と説明した。同社は2012年までに北米で5車種のEVまたはHVを展開する計画。小型商用EVの「トランジット・コネクト・エレクトリック」は北米で今年後半、欧州では2011年中に投入する。小型セダン「フォーカス・エレクトリック」は11年に北米、12年に欧州とし、「リンカーンMKZハイブリッド」は今年の秋ごろに北米、欧州では小型多目的車「C―MAX」のHVとPHEVを2013年中に発売する予定だ。

フォードの発表を受けてミシガン州のグランホルム知事は「今回の決定はミシガンを錆びたベルトからグリーンなベルトに転換させるものだ。自動車の電動化技術と生産の中心地となれるよう全力を尽くしていきたい」と述べた。
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