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今から6年前、鹿児島市の女性が別居中の夫に殺害された事件をめぐって、遺族が「県警が事前の捜査を十分にしていれば、殺害は防げた」として県に損害賠償を求めた裁判で、鹿児島地裁は21日、原告の請求を棄却する判決を言い渡しました。
この事件は2004年10月、鹿児島市伊敷に住んでいた高木真紀子さん(当時31)が、離婚調停を進めていた別居中の夫から車の中でナイフで刺され殺害されたものです。真紀子さんは、生前、夫からのさまざまな嫌がらせや脅迫電話を受け、警察に相談していました。このため、遺族は、「県警が、事前に十分な捜査をしていれば、真紀子さんの殺害は防げた」として、県に対して総額5500万円の損害賠償を求めていました。判決で鹿児島地裁の牧賢二裁判長は、「夫が殺意を固めたのは事件前日のころで、そのことを県警が把握し犯行を止めることは不可能だった」と指摘し、原告の請求を退けました。一方、県警は監察課長名で「判決については当方の主張が認められたものと認識している」とのコメントを発表しています。
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金星探査機「あかつき」や鹿児島の技術が結集した小型衛星「KSAT」など衛星6機を搭載したH2Aロケット17号機が21日、種子島宇宙センターから打ち上げられました。衛星は、いずれも計画通りに切り離され、打ち上げは成功しました。
天候の悪化で18日の打ち上げが延期されていたH2Aロケット17号機は、21日午前6時58分22秒に打ち上げられました。ロケットは順調に飛行を続け、打ち上げからおよそ27分後にメイン衛星の金星探査機「あかつき」が計画通りに切り離されたほか、KSATなどほかの5つの衛星も切り離されたことが確認され打ち上げは成功しました。21日は、KSATの開発や製作に携わった鹿児島大学や県内企業の関係者も宇宙センターを訪れました。そして、ロケットが予定通り打ち上げられると大きな歓声が上がりました。これで、H2Aロケットは11機連続で打ち上げに成功したことになります。
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宮崎県で感染が広がっている口蹄疫をめぐって県は、鹿児島黒牛の凍結精液を曽於市の県肉用牛改良研究所から県内の家畜保健衛生所に避難させました。
口蹄疫の問題で県は、鹿児島黒牛やかごしま黒豚のブランドを守るため、種牛と種豚を喜界島や種子島などに避難させる方針を決めています。また、種牛の凍結精液については21日、2万4000本を曽於市の県肉用牛改良研究所から県内の家畜保健衛生所に移しました。具体的な移転先は盗難などの恐れがあるため明らかにされていません。県は種牛と種豚の移転作業も今月末までには終わらせたい考えです。このほか経済産業省は21日、口蹄疫の影響を受ける小売業や旅館業など中小企業が融資を受けやすいように貸付制度を見直しました。融資相談の窓口は県内の商工会議所や商工中金などに設けられています。