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口蹄疫の影響で県内の家畜市場でも競りが中止となり畜産農家に経済的な負担が出ていることを受けて、伊佐市と出水市は独自の緊急支援策を決めました。
伊佐市と出水市は、牛と豚合わせて約21万頭が飼育されている畜産地帯です。緊急の支援策は、2カ月に1回開かれる家畜の競りが中止され出荷できない状況が続いていることを重くみて、決まったものです。伊佐市と出水市は、今月から8月にかけて出荷される予定の子牛に対して、1頭あたり月1万円、豚には1頭あたり1500円から4000円をそれぞれ支給します。また出水市は、農家が借り入れをした際の利子補給も行い金利ゼロとなるようにします。これらの支援策は、伊佐市と出水市の6月議会に提案されます。
KTSニュース
錦江湾と桜島の魅力を桜島フェリーに乗って楽しむ「よりみちクルーズ」の運行が19日から始まりました。
出発式では鹿児島市の森博幸市長が「新幹線の全線開業に向けて観光の目玉としたい」と期待を込めてあいさつしました。
この「よりみちクルーズ」は、鹿児島港の桜島フェリーターミナルを午後0時20分に出航し、神瀬、沖小島をめぐり鹿児島市街地や溶岩原などを眺めながら桜島港までのクルーズを楽しむ片道45分のコースです。料金は大人が150円小学生以下が80円で、車で乗船する場合は予約が必要となります。「よりみちクルーズ」は5月と6月に3回、また10月と11月に6回の運行が予定されています。鹿児島市船舶部では、クルーズ客の反応をみて今後の航路や日程について検討し、来年の新幹線全線開業に備えたいとしています。
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奄美群島12市町村の議会議員大会が19日大和村で開かれ、徳之島への基地移設に反対する特別決議を全会一致で採択しました。
大和村体育館で開かれた大会には、奄美群島12の市町村議会の議員や関係者など約200人が参加しました。大会では、普天間基地を徳之島に移設することに反対する特別決議が全会一致で採択されました。決議文では「地元への説明もなく徳之島が移設先に検討されていることに、群島民は非常に不安を感じている」と指摘したうえで、「基地移設という新たな負担を一方的に課すことがないよう強く抗議する」としています。大会には徳之島の3町長も出席し、他の奄美群島と一致団結して徳之島への移設反対を訴えていく姿勢を示しました。普天間基地移設問題を巡っては、徳之島の3町長はいずれも移設に反対の立場をとっていて、このうち天城町と伊仙町の町長は政府側との会談には応じない考えを示していました。しかし2人の町長はこれまでの見解から一転して、政府案として正式に徳之島が移設先として決定した場合は再度政府側と面会し、反対の民意を伝え抗議する意向を明らかにしています。
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政府は19日、口蹄疫の感染拡大を抑えるため、宮崎県川南町を中心とする発生地から半径10km圏内の全ての牛や豚にワクチンを投与したうえで殺処分とすることを決めました。感染数が少ないえびの市周辺については別の対応を検討しています。
鳩山首相を本部長とする政府の口蹄疫対策本部は19日、口蹄疫の発生地から半径10km圏内で健康な牛や豚などを含む全ての家畜にワクチンを接腫して口蹄疫ウイルスの勢いを弱めたうえで、順次、殺処分することを決定しました。また、半径10kmから20kmの地域は感染防止の緩衝地帯とするため、農家に牛や豚の早期出荷を促し加工された食肉を間接的に政府が買い取る対策が取られることになりました。これらの対策は、感染が拡大している宮崎県都農町や川南町などで実施されます。一方鹿児島に近いえびの市については、感染が判明した農家が4軒と少なく今月13日を最後に発生が確認されていないことから、政府は全頭処分ではない別の対応を検討し近日中に明らかにする方針です。