火災:建設中の新駅焼く 羽田空港

2010年3月27日 12時11分 更新:3月27日 18時6分

黒煙を上げる建設中の羽田空港国際線ターミナル駅の建物=東京都大田区で2010年3月27日、午前11時29分、本社ヘリから石井諭撮影
黒煙を上げる建設中の羽田空港国際線ターミナル駅の建物=東京都大田区で2010年3月27日、午前11時29分、本社ヘリから石井諭撮影

 27日午前11時5分ごろ、東京都大田区羽田空港2で建設中の「国際ターミナル駅(仮称)」から出火した。東京消防庁の消防車など28台が出動し、約700平方メートルが焼け、約1時間半後にほぼ消し止めた。警視庁東京空港署によると、煙を吸った作業員(45)がのどに痛みを訴えた。

 同駅は羽田空港の国際線旅客ターミナルビルの今秋開業に伴い、京急電鉄が天空橋駅-羽田空港駅間に建設中。同署によると、配電盤付近から出火し、近くのウレタン材などに燃え広がったという情報もある。

 ホテルから宿泊客を送り、近くを通りかかったバスの運転手(60)によると、午前11時過ぎに突然、外壁から黒い煙が上がり、高さ40~50メートルまで達したという。運転手は「乗客も『火事では』と騒いだ。煙は20分くらいにわたって上がっていたようだ。せっかく新しくしたばかりなのに」と驚いた様子だった。近くの住民男性(59)は「秋のターミナルビル開業への影響が大きいのではないか」と心配そうな表情だった。【堀智行】

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