音楽:梶浦由記
作詞・作曲・編曲を手がけるマルチ音楽コンポーザーとして、映画・アニメゲーム・舞台・TVなど幅広い音楽プロデュースを手掛ける。
自身のユニットSee‐Sawのメンバーとして2002年に手がけたアニメ「機動戦士ガンダムSEED」のエンディングテーマ"あんなに一緒だったのに"がオリコン初登場5位、アルバム「Dream Field」は7位を記録するなど、手がけたアニメ関係のCDのトータルセールスは300万枚を超える。2003年には、ソロとして全米及びヨーロッパでアルバム「FICTION」をリリース。2004年より個人プロジェクトFictionJunctionを開始。2006年にはアニメーション真救世主伝説「北斗の拳」の新5シリーズの音楽を担当。2007年に放送された自身初のドキュメンタリー番組、NHKスペシャル「世界里山紀行」の音楽を手掛け、幅広い層に支持された。また、2007年12月から7作連続で劇場公開している気鋭の作家"奈須きのこの原作によるアニメ「空の境界」の音楽を手掛けると共に、主題歌プロジェクト"kalafina"をスタートさせる等、梶浦ワールドを追求し続けている。
公式サイト:
- 梶浦由記officialサイト「FictionJunction.com」
- jvcmusic内梶浦由記officialサイト「FICTION-YUKI KAJIURA」
- 梶浦由記オフィシャルブログ
梶浦由記インタビュー
■本作の音楽を担当されることになった時のご感想は?
また、脚本を読んだときにイメージしたこと、やりたかったこと、表現したかったことはありますか?
画家が主役のストーリーと言うことで、どんな映像になるのか、お話を伺った時からとても楽しみでした。また初めて脚本を拝読した時と、実際映像を見た時で作品の印象がかなり変わり、頭の中で作り始めていた音楽の方向性も大幅に変更しました。監督の映像の色やリズムがどれほど作品中において雄弁であるのかを、改めて実感しました。
■北野監督からのリクエストや相談されたこと、エピソードなどありましたら教えてください。
かなり自由に作らせていただいたと思っています。
ただ、音を持って行った打ち合わせの際に、とある曲について
「イントロ的なものはいらないんじゃないかな、いきなりメロディーでいい。絵は負けないと思うよ」
とおっしゃられ、はっとしました。監督の映像のテンポ感と音楽のマッチングに色々試行錯誤していた時期でしたので、そのアドヴァイスを頂いてすとんと何かが自分の中で落ち着いて、後の作曲は随分スムーズに進んだと思います。
■今回一番大変だったことは何ですか?
北野監督の映像にある独特なリズム感を音が邪魔しないようにする事に気を遣いました。また、一つ一つの場面が「悲しい」「可笑しい」と単純に振り分け出来ない様々な感情を内包している事が多いので、「感情」に寄った音を付けすぎると、せっかくのシーンをかえって邪魔してしまう事にもなりかねないなと……なので、幾つかの明らかに感情と音楽が寄り添った方が良いと思われるシーン以外は、感情よりも「絵」に音を置くつもりでやってみようと。そこに辿り着くまでに何度か試行錯誤を繰り返しました。
■完成した作品をご覧になった感想をお聞かせください。
一言で感想を述べるのが本当に難しい作品です……。
泣いたり笑ったり、残酷で愛しくて、リアルで寓話的で、
これからご覧になる方にも、音楽がこの作品の魅力を引き立てる存在になっている事をただ祈っています。
■今後の抱負などありましたら教えてください。
ここ数年、ずっと音楽を「作るだけ」だったのですが、今年はライブの年にしようと何度かライブ活動を行っています。『アキレスと亀』のサウンドトラックとは少し違った音楽世界ではありますが、来年も、ライブを積極的に行って行けたらいいなと思っています。
| 北野武監督作品『アキレスと亀』オリジナル・サウンドトラック 9月10日(水)発売! |
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音楽:梶浦由記
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