☆宮崎県畜産試験場で宮崎県産和牛の凍結精液が入った容器143本が盗まれる(8日)
宮崎県畜産試験場で、全国的ブランドとなった「宮崎牛」の精液が盗まれていたことがわかった。宮崎県の東国原知事は「非常に驚きましたね。ショックでした。あの時、鍵の管理が少々甘かったのかなと。まさか牛の精液が盗まれるとは、予想だにしなかったと。過去に例がない事案ですので、ちょっと油断があったのかなと」などと話した。盗難が発覚したのは、宮崎県畜産試験場で、宮崎県産の和牛の凍結された精液が入った容器143本が被害に遭った。いまや宮崎牛は、全国的なブランド牛。ブランド牛の多くは、人工授精を行い、肉の品質を保っている。社団法人家畜改良事業団・前橋種雄牛センターの村田 智場長は「(精液は)本当に価値があるというか。後代検定を経てきていますので。それに残った種牛ですから、非常に価値のある種牛の精液です」と話した。牛の精子は、ストロー状の細い容器に入れられ、液体窒素の中で保存されている。前橋種雄牛センターの場合、凍結保存の精液の入った細い管1本で500円から2万円。オスの牛の品質によって、価格は大きく異なるという。今回、宮崎県で盗まれたのは143本で、被害金額は60万円以上になるという。しかし、前橋種雄牛センター・村田場長は「牛の精液というのは特殊なものですから、一般の人にとっては、ほとんど価値はないと思います」と話した。今回の事態に、東国原知事は「正式なルートで流通しない限り、『宮崎ブランド』としては出られないわけですね。つまり(凍結精液を)盗んでも、何にも利用できないと」と述べた。しかし、インターネットでは、優秀な牛の凍結精液の情報交換をするための掲示板が作られるほどだという。前橋種雄牛センター・村田場長は「(県外の人が優良種の凍結精液を正規ルートで入手可能か?)県優牛の場合は、ほとんどないと言っていいぐらいですね」と語った。 http://www.fnn-news.com/news/headlines/category00.html
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