南アフリカW杯
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【サッカー】本田 韓倒任せろ2010年5月24日 紙面から
ワールドカップ南アフリカ大会に出場する日本代表は24日、埼玉スタジアムで、国内での壮行試合となるキリン・チャレンジカップで韓国代表と対戦する。試合前日の23日、試合会場で冒頭以外を非公開での公式練習を行い、戦術の徹底を図った。2月の東アジア選手権では日本が1−3で敗れており、2連敗を喫するわけにはいかない宿敵との一戦。MF本田圭佑は「勝利が第一。自分が前線で起点になれればチャンスを生み出せる」と必勝を誓った。 アピールはもう必要ない。ただ、勝つためだけにプレーする。本田は「勝利を第一に考えてプレーしたい」とキッパリ言い切った。 岡田監督から「攻撃の起点になる、重要な選手」と指名を受けた。CSKAモスクワではトップ下から、ボランチ、サイドMFとさまざまな位置で起用されるが、日本代表で求められるのは、攻撃のスイッチを入れる役割だ。それは、本田も自認している。 「向こうの方が名前的にはビッグネームが多い。それにびびらずしっかりキープして前線で起点になれれば、チャンスを生み出せる」 プレミアで活躍する韓国代表のMF朴智星を意識するような発言もしつつ、さらに乗りこえ、成り上がるべく意気込んだ。決して個人プレーに走るつもりはないが、最終的に試合を決めるのもやはり“個の力”だ。 「1人で何かできるわけじゃない。救世主でも何でもない。ただ、自分にできることは、日本代表の選手の中でも数少ないプレーと自覚している。その中で良さを出せれば、みんなのよさにプラスアルファできる」 冗舌な男が、2日連続でミックスゾーンで立ち止まらなかった。この日も指名制のTVインタビューを受けただけ。集中力、緊張感は最高潮に達している。 「本来はここでもしゃべりたくなかった。試合前に、どこかで自分をコントロールしないといけない。周囲がどうこうでなく、自分のメンタルの問題。明日はしゃべります」 一戦必勝。南アへの出陣に弾みをつけるプレーを見せた後で、思う存分、持論を展開する。(塚田陽一郎)
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