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アキバのホコ天、再開へ 千代田区長が7月下旬再開希望

2010年5月25日1時34分

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 2008年6月の無差別殺傷事件以降、中止されている東京・秋葉原の歩行者天国について、地元町会や区、警察、電気街・商店街の関係者らによるまちづくりの検討会が24日開かれ、再開を求めることで一致した。地元の合意で、事実上、ホコ天再開に見通しがたった形だ。地元・千代田区の石川雅己区長は7月下旬の再開を希望しており、万世橋署を通じて都公安委員会に申し入れる意向だ。

 秋葉原の歩行者天国は1973年に始まったが、事件直後の08年6月15日に中止となった。事件を機に検討会が設置され、安全対策を中心に話し合われてきた。昨年からは、検討会の中に地域連携部会「アキバ21」をつくり、メンバーらが中心となって地元のパトロールを開始。さらに今年に入って、事件現場となった中央通りや近くの小学校周辺などに計50台の防犯カメラが設置された。

 24日の検討会では、地元町会の関係者から「歩行者天国が再開すれば、たくさんの人が集まり、深夜まで店を利用して騒いだり、弁当を街に捨てたりする」との反対意見も出たが、「街の活性化のため再開してほしい」「再開は秋葉原の安全、安心をPRするいい機会」などと再開を求める意見が大勢を占めた。

 区は早ければ来月上旬にも万世橋署に再開の意向を伝える。今後、区や署など関係者が再開時期や安全対策など詳細を協議し、都公安委に申し入れる予定だ。石川区長は「夏休みは若い人など様々な人が秋葉原に来るので、それに合わせた再開がタイミング的にいい」としている。(千葉恵理子)

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