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ダル父 松井秀らの代理人と接触していた

<日・巨>試合前、日本ハム・ダルビッシュが本紙評論家・栗山氏と言葉を交わす
<日・巨>試合前、日本ハム・ダルビッシュが本紙評論家・栗山氏と言葉を交わす
Photo By スポニチ

 早ければ今オフにもポスティング・システム(入札制度)を利用してメジャー移籍の可能性がある日本ハム・ダルビッシュ有投手(23)の父・ファルサさん(49)が18日、エンゼルスの松井秀喜外野手(35)らの代理人を務めるアーン・テレム氏と昨年接触していたことを明かした。

 「有がプロに入る前からの知り合いで、プライベートで会ったようなもの。これまでもいろいろなアドバイスをもらっていた」と親しい間柄であることを認めた上で、今後については「代理人契約を結んだとか、そういったものはない。有もメジャーについてハッキリしたことは言ってないし、まだ球団にも理解をもらっていない」と慎重な姿勢を見せた。

 プロ入り当初はメジャー願望を否定し続けてきたダルビッシュも、昨春WBCに出場してから米国への興味が高まったとされている。父親であり、息子のマネジメントも兼ねる父親が予備知識を仕入れようとすることは当然ともいえる。この日、ダルビッシュは代理人との接触について「それはノーコメントです」と否定も肯定もせず、含みのある言葉で濁した。

 現在チームは最下位に低迷。プライベートでも2歳の長男と2月に次男が誕生したばかりとあって、右腕にとってメジャー問題は簡単に即決できるものではない。ただし、来るべきXデーに備えて周辺の準備だけは順調に進んでいる。

 ≪テレム氏は「大リーグで5指に入る」敏腕代理人≫アーン・テレム氏(ワッサーマン・メディア・グループ=WMG)はフィラデルフィア出身。弁護士資格を持つ。現在大リーグの約16%、NBAは約18%の選手を顧客として抱え「大リーグで5指に入る」といわれる敏腕代理人。大リーグはジアンビ(ロッキーズ)やジト(ジャイアンツ)、NBAはマグレイディ(ニックス)ら大物顧客を抱え、日本球界では松井秀(エンゼルス)松井稼(アストロズ)五十嵐(メッツ)井川(ヤンキース傘下3A)の代理人も務めている。

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