御嵩町が名鉄広見線御嵩駅近くに建設した、交流とおもてなしの拠点施設「御嶽宿わいわい館」が完成し、23日にオープニングセレモニーが行われた。同線の利用促進と町の活性化を目指す取り組みの一環で、先月オープンした「みたけ健康館」「御嶽宿さんさん広場」に続く3番目の施設として期待されている。
「わいわい館」は、観光客らにお茶を提供したり、地元の特産品の展示販売を行い、世代を越えて交流するスペースもある多目的施設。約350平方メートルの敷地に、休憩所と特産品展示販売所がある木造平屋の「茶房棟」と、会議室とギャラリー、事務所を備えた木造2階建ての「交流棟」が設けられている。延べ床面積は約130平方メートルで、総工費は約3600万円。
開館式典では、渡辺公夫町長が「活性化して維持していくことが、施設に命を与えることになる。人の姿がいつも見られる町にしていきたい」とあいさつ。107点の応募者の中から選ばれた名付け親の同町、会社員、伊藤收さん(60)が表彰され、テープカットの後、「みたけハンドベル同好会」のメンバーが演奏を披露した。また、エコシンボルキャラクター・ミーモ君がこの式典でデビュー、参加者らに愛嬌(あいきょう)を振りまいていた。【小林哲夫】
毎日新聞 2010年5月24日 地方版