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【岐阜】「わいわい館」開設 旧中山道御嶽宿を活性化2010年5月24日
御嵩町の旧中山道御嶽宿の活性化を目指し、同町の新しい交流施設「御嶽宿わいわい館」が23日、開館した。同町は、住民と観光客が触れ合ったり、地域づくり活動団体が集まったりする拠点としての利用を見込む。 名鉄広見線御嵩駅から東へ50メートルの空き家を同町が買い取り、整備した。いずれも木造で、平屋の「茶房棟」と2階建ての「交流棟」があり、延べ131平方メートル。茶房棟にはコーヒーを提供する休憩スペースと地元特産品の販売コーナー、交流棟には会議室とギャラリーなどがある。 外観は宿場町の雰囲気に調和するよう、古民家のような落ち着いた造りにした。また、建材に断熱性の高い素材を使い、太陽光発電装置を設置するなど、環境にも配慮した。 名称と館長は昨年に公募。名称は伊藤収さん(60)=同町御嵩=の案を採用し、館長には小野口八州司さん(62)=可児市愛岐ケ丘=が就いた。午前9〜午後5時に利用でき、毎週水曜を休館にする。 町第4次総合計画に位置付けた宿場町景観整備の一環で、これで3カ所目の施設。費用は約3600万円で、うち2100万円は日本宝くじ協会などの助成金で実施する地域活性化センターの「魅力ある商店街づくり助成事業」で賄った。 開館式典で渡辺公夫町長は「建物を造って終わりではない。これから、どう利用するかが大切だ」と話した。 (志村彰太)
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