6月1〜7日に行われるHIV検査普及週間に先立ち、同週間のキャンペーン活動に参加するラジオDJの山本シュウ(46)とタレントの蒼井そら(26)が24日、厚生労働省で会見し、「HIV検査を受けに行こう」などと訴えた。
2人は30日午後7時からインターネット動画配信サービス「ニコニコ動画」で生放送される番組「RED RIBBON SUMMIT2010〜HIV検査数向上大作戦〜」に出演。番組では若者を中心に、HIVやエイズの正しい知識を伝えるとともに、HIV検査の重要性などを訴えていくという。
山本は「大昔から、命を守るためには人を思いやる優しさが大事だと伝えられてきた。自分たちの身内が今、HIVに感染しているという感覚で参加してくれればうれしい」。蒼井は「動画でみなさんとつながって、(HIV検査について)話し合っていけたらな、と思っています」と話し、キャンペーンの参加を訴えた。
国内のHIV感染者やエイズ患者の新規報告数が増加傾向にある。同週間は厚労省とエイズ予防財団が主唱しているもので、6月1日には街頭キャンペーンを行うほか、同月6日にはJR渋谷駅近くの特設検査所で、NGOと協力し、HIVの無料検査を実施するという。