北九州市八幡西区の商店街「藤田銀天街」で23日、「あじさい縁日」が開かれた。梅雨入り間近を思わせる雨が降りしきる中、店先に青やピンクなどの色鮮やかなアジサイの鉢植え約250鉢が並び、買い物客でにぎわった。
同地区の商店主らでつくる「あじさい縁日実行委員会」が主催。毎年恒例の祭りで、13回目を迎えた。買い物客は「きれいね」と言いながら、鉢植えを手に取って品定め。焼きそばなどの屋台も出て、買い物客が商店街をそぞろ歩いた。
同実行委の篠崎征治会長は「商店街の存続が危ぶまれている中、これだけ多くの人が来てくれたのが心強い。祭りがないときも、ぜひ遊びに来てほしい」と話した。
=2010/05/24付 西日本新聞朝刊=