2010年5月24日19時34分
東日本ボクシング協会(大橋秀行会長)は24日、理事会を開き、無期限活動停止中の亀田ジムについて、ジムの会長を変更して存続させることを決めた。ライセンスの無期限停止となっている五十嵐紀行会長に代わり、トレーナーだった吉井慎次氏が新会長となる。ジムは自粛していた活動を再開し、亀田兄弟は今まで通りジムで練習できる。
亀田兄弟の父史郎氏は、3月27日の世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王座統一戦で興毅が敗れた際に、試合役員らに暴言を浴びせ、日本ボクシングコミッションからセコンドライセンスを取り消された。五十嵐会長も史郎氏を制止できなかったなどとして、協会員資格の無期限停止処分を受けている。
協会は史郎氏や興毅らから事情聴取。「競技活動への支障は避けなければいけない」として、会長を代えてジム存続を決めた。ジムの新体制も固まったことで、一連の問題は決着に向かう見通しだ。