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近現代史教科書に“自虐”記述 神奈川の独自科目、検定の盲点 (2/3ページ)

2010.5.24 00:16
このニュースのトピックス歴史・考古学

 日露戦争については「神奈川県下の従軍兵士は(中略)旅順の戦闘、二〇三高地の攻防では多くの犠牲者を出した」と悲劇性を強調。戦争での日本の勝利がアジアに期待と希望を与えた点についても、「こうした期待に日本は応えることなく、列強の一員として中国・朝鮮に植民地を拡大していくことになる」と、否定的な記述で結んでいる。

 神奈川県の日本史の必修化は、県教委が平成25年度実施を目指す独自の試み。学習指導要領にある「学校設定科目」の枠を使い、「郷土史」と「近現代史」を新設。全生徒が2科目と日本史のいずれかを選択する。

 教科書の使用について法律では、「文部科学大臣の検定を経た教科書用図書を使用しなければならない」(学校教育法)と原則が定めてある。しかし、高校教育では科目設置の多様性から検定教科書がそろわない事態もある。そのため法律では付則で例外的に「高校では検定を経た教科書などがない場合、当該高校の設置者の定めにより他の適切な教科用図書を使用できる」と規定。問題の近現代史の教科書も検定を経ずに生徒に供給できるという。

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