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口てい疫 処分済みは約6割

5月23日 12時31分

宮崎県内で相次いでいる家畜の伝染病、「口てい疫」の問題で、22日までに処分して埋める作業が終わった家畜は全体のおよそ6割にとどまり、感染の拡大に処分が追いつかない状態が依然として続いています。

宮崎県によりますと、22日、新たに川南町、高鍋町、木城町のあわせて10か所の農場で、口てい疫に感染している疑いがある牛や豚が21頭見つかったということです。これで、宮崎県内で口てい疫に感染、または感染の疑いがある家畜が見つかった自治体は、2つの市と5つの町のあわせて181か所となり、処分の対象となる家畜は13万6265頭に上っています。これに対して、22日までに処分して埋める作業が終わったのは8万727頭で、対象全体の59.2%にとどまっています。また、23日は、雨の影響で家畜を埋める穴に水が入るなどして、午前中は作業に入れない農場が一部に出ているということです。宮崎県は「処分に当たる獣医師の増員や消毒や埋却などを行う自衛隊の派遣などで人手は増えたが、連日、感染の疑いがある家畜が見つかっているため、作業が追いつかない状態だ」と話しています。