経営破綻(はたん)した日本航空(JAL)の再建に伴い、今季限りで廃部される女子バスケットボールチーム「JALラビッツ」が22日、北九州市の高校生を対象にした教室を、八幡東区清田の八幡高校で開いた。今回が最後の開催となったが選手5人が参加し、高校生107人と明るく交流を楽しんだ。
ラビッツは1967年に結成し、81年に現在名に改称。女子国内トップリーグのWリーグに所属し、2004年の全日本選手権で優勝した強豪チーム。2年前から北九州を含む各地の小中高校で教室を開き、底辺拡大に取り組んできた。
この日は、ジャルセールス九州の武知真一山口・北九州支店長が「(教室は)最後だが、地域との触れ合いは続けていきたい」とあいさつ。八幡西区出身で折尾中学を卒業した井上早希選手(25)も指導に当たり、「足を動かして」「しっかりリングを見て」と呼び掛けながら、ドリブルやシュートを教えた。
=2010/05/24付 西日本新聞朝刊=