第46回久留米短歌大会(久留米連合文化会主催、西日本新聞社など後援)が23日、久留米市諏訪野町のえーるピア久留米であった。市内を中心に県内外の205人から461首の応募があり、6人が特選に選ばれた。
大会では、選者の1人で福岡女学院中学・高校教諭の桜川冴子さん(福岡市)が「万葉集と歌の現在‐その魅力を語る」と題して講演。「鳥や植物、自然を自分の中に取り込んで歌っているのが万葉集の魅力」と語った。また、現代短歌から社会問題や介護体験を詠んだ歌を紹介し「ただストレートに詠むのではなく、何か自分なりの視点を盛り込むことが大切」とアドバイスした。
「特選」入賞者は次の通り。(敬称略)
▽久留米市長賞=原口まちこ(久留米市)▽同市議会議長賞=大坪雪枝(八女市)▽同市教育委員会賞=宮原満子(久留米市)▽久留米連合文化会賞=原口尚美(同)▽西日本新聞社賞=勝原たか子(中間市)野口隆弘(那珂川町)
=2010/05/24付 西日本新聞朝刊=