みやま市瀬高町出身の児童文学者与田準一氏(1905-97)の直筆の原稿やゆかりの品を展示している「与田準一記念館」(同市瀬高町下庄)の入館者が23日、開館以来約7カ月にして累計1万人を突破した。
1万人目となったのは、柳川市大和町六合の主婦黒木由佳さん(33)と、長女珠芭音(みはね)ちゃん(3)、次女琉莉葉(るりは)ちゃん(1)家族。「小鳥はとってもうたがすき…」の歌詞で知られる与田氏作詞の「小鳥のうた」を収録したCDなどが記念品として贈られると、「娘が小鳥のうたをよく歌ったり、絵本を読んだりするのでうれしいです」と笑顔を見せていた。
同館は昨年10月18日に市立図書館内に開館。当初は年間約9千人を目標としていたが、予想を上回る盛況ぶりを見せている。松崎正和館長は「保存している約7千点の資料の整理を進め、入れ替えながら展示していきたい」と話している。
入館無料。問い合わせは市立図書館=0944(64)1117。
=2010/05/24付 西日本新聞朝刊=