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雨でも関係なし! 橋下新党勝利にうなだれる既存政党 (1/2ページ)
23日に投開票された大阪市議補選(福島区選挙区、欠員1)で、橋下徹知事が代表を務める「大阪維新の会」が擁立した新人、広田和美氏(46)が既存政党の候補者ら4人を退け、初当選した。この日、大阪市内は雨模様。通常は組織票に依存する既存政党の候補に有利といわれるが、結果は誕生したばかりの地域政党の圧勝。惨敗した候補の関係者は一様にうなだれた。
「(知事には)『おかげさまをもちまして無事に当選させていただいた』と伝えたい」と当選した広田氏は笑顔をみせた。圧倒的な勝利に、維新の会の松井一郎幹事長は、参院選と同日選になるとも目される大阪市議補選・生野区選挙区についても「全力で取りに行く」と宣言した。
一方、政権与党にもかかわらず、ダブルスコアで惨敗した民主公認の国本政雄氏(33)の陣営。敗因を聞かれた樽床伸二・党府連代表は「もう一回頭を切り替え、考え直してみなければ…。何とも言えない」と苦渋の表情を浮かべた。政権の支持率低迷については「影響がないといえばうそになる」。ただ、参院選の影響については「参院選は参院選だ」と述べるにとどまった。
現職の市議でもある父親と二人三脚で戦った自民公認の太田晶也氏(38)の陣営は「都構想は橋下知事の大阪市乗っ取りだ」と訴えた。しかし、人気を誇る知事側との戦いに、「怪物との戦い。スタートから数百メートル離されている」との声も聞かれた。