22日、浙江省海寧市の経編産業園「10大突出貢献賞」に日本人が選ばれたことが分かった。写真は09年上海国際服装文化節の海寧中国経編デザインコンテスト。

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日本人技術者に貢献賞授与、定年後に無報酬で中国企業を助ける―浙江省海寧市
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2010年5月22日、浙江省嘉興市の海寧市でこのほど、経編産業園開園10周年記念式典が行われた。同園の「10大突出貢献賞」が発表されたが、その中に日本人の名前があった。新華網が伝えた。

今年65歳になる丹藏さんは日本の大手繊維メーカーに務めていた技術者だった。2008年に定年を迎え、以前の取引先だった海寧万方経編有限公司の技術顧問、高級エンジニアに就職した。しかし丹藏さん自ら「報酬は一銭もいらない」と申し入れたという。「退職金は生活を維持するのに十分です。ただ、仕事をしなければそれはもう死んだも同然。自分が好きな紡績の研究を続け、自己実現したいだけなんです」と話している。

中国の従業員はみな丹藏さんを尊敬してくれている。そう感じることも大きいという。従業員は丹藏さんのことを「可愛いおじいさん」と呼んでいる。同社に勤める王さんは、「なぜただ一人、中国においでになったのか、最初はよくわかりませんでした。その後、経歴を聞いて、そして仕事ぶりを見て、尊敬するようになりました」と話している。

仕事を通じて、丹藏さんは海寧市を愛するようになったという。今、会社の入り口脇には1本の桜が植えられている。丹藏さんと同社の友情を象徴するものだという。ときおり枝を切ったり手入れすることも忘れない。「来年の4月か5月には満開になるでしょう。」丹藏さんはそう言って笑った。(翻訳・編集/KT)
2010-05-23 18:00:27 配信

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