福井新聞記者を逮捕、ＤＶＤ無許可販売容疑

　福井県警は２２日、複製ＤＶＤを無許可で販売したとして、著作権法違反（侵害行為）の疑いで同県越前市文室町、福井新聞社文化生活部記者堀一尋容疑者（３６）を逮捕、同社本社などを捜索し、パソコンや複製ＤＶＤなど約５０枚を押収した。

　逮捕容疑は昨年２～１０月、記憶力向上などがテーマの８作品の複製ＤＶＤなど計２３枚を無許可で販売し、東京都の制作会社２社の著作権を侵害した疑い。容疑を認めているという。２社が昨年、県警に告訴していた。

　県警によると、堀容疑者は複製品を１作品３０００～９０００円（定価約２万～１４万円）で東京都や石川県などの５人に計６万円で販売。自宅や会社のパソコンを使い、オークションサイトで購入者を募っていた。県警は、自ら購入した正規品を複製したとみて調べている。

　福井新聞の青山直弘総務局長は「逮捕は誠に遺憾。報道機関として重く受け止め、事実関係を確認のうえ厳正に対処する」とコメントした。

（2010年5月22日19時42分  スポーツ報知）

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