口蹄(こうてい)疫被害 宮崎県で牛も対象にワクチン接種 東国原知事、種牛救済要請へ
家畜伝染病・口蹄(こうてい)疫が広がっている宮崎県では、23日から、牛も対象にワクチン接種が行われている。こうした中、東国原知事は、「宮崎牛」の種牛を殺処分せずに残す、異例の対応を政府に要請する方針を示した。
ワクチン接種初日の22日は、豚を飼育している農場が対象だったが、23日からは、牛も対象に作業が行われている。
こうした中、東国原知事は、殺処分の対象になっている「宮崎県家畜改良事業団」の種牛49頭について、救済することを国に求める方針を示した。
避難させていたエース級種牛に感染の疑いが出て、宮崎県のブランド牛の血統を守ることが難しくなる懸念が出てきたためだが、政府の現地対策チームの山田農水副大臣は、「そのような特例を認めていいとは思っていない」と述べ、赤松農水相と会って検討するとしている。
(05/23 12:21 テレビ宮崎)