◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
文字サイズ100%
鳩山由紀夫首相は23日、沖縄県を訪れ、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先について、現行計画とほぼ同じキャンプ・シュワブ沿岸部のある名護市の辺野古崎とする方針を沖縄県側に初めて表明した。仲井真弘多知事は「極めて厳しい」との認識を強調し、稲嶺進名護市長は「断固反対する」と拒否した。日米両政府は28日に合意文書を発表する方向だが、沖縄県側で反発が強まるのは確実だ。県内移設に反対する社民党からは連立離脱論も出ている。
仲井真知事との会談で首相は「名護市辺野古の付近にお願いせざるを得ないとの結論に至った」と明言。「普天間を返還するために断腸の思いで下した結論だ。県外との言葉を守れず、大変混乱を招き、心からおわびする」と陳謝した。代替施設の工法などには言及しなかった。
辺野古とした理由については、朝鮮半島情勢などを踏まえ「現時点で海兵隊を含む在日米軍全体の抑止力を低下させない」と説明。沖縄県の負担軽減に向け訓練の一部移転受け入れを27日の全国知事会で求めるほか、仲井真知事が4日の会談で首相に求めた〈1〉沖縄本島東の米軍訓練水域の一部返還〈2〉日米共同訓練や米軍の単独訓練の県外移転拡大で嘉手納基地周辺の騒音を低減―などに取り組む姿勢を示し、理解を求めた。
これに対し知事は「大変遺憾だ。県外、国外という県民の熱い思いとの落差が大きい。時間をかけて説明と納得いく解決策を出してもらうしかない」と述べた。
首相は稲嶺名護市長ら県北部12市町村長との懇談会で「辺野古崎」と明示して協力を求めた。稲嶺氏は首相に「実現可能性は限りなくゼロに近い」と伝達。記者団に「歩み寄りの余地はまったくない」と強調した。
首相の沖縄訪問は今月4日に続き就任後2度目。前回は県内移設の考えを初めて明かしたが、具体的な移設先への言及を避けていた。
日米合意文書では、辺野古崎周辺を事実上埋め立てて代替施設を造り、自衛隊との共同使用を進める方向で検討する考えを明記。普天間に駐留するヘリコプター部隊の沖縄県外への一部訓練移転を掲げるが、個別の場所は明示しない。
(2010年5月23日22時46分 スポーツ報知)
国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)
巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!
翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)
携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)