米海兵隊岩国基地(岩国市)への米空母艦載機移転に反対する「見直せ!米軍再編5・23岩国大集会」が23日、同市元町の公園であり、雨の中、約4千人(主催者発表)が参加した。沖縄県や神奈川県の市民団体も駆け付け、在日米軍再編計画を推し進める鳩山政権にあらためて見直しを求めた。
市内外の15団体でつくる実行委の主催。代表世話人の井原勝介前市長は「旧政権の踏襲では納得できない。市民の力で政治を動かそう」とあいさつした。
米軍普天間飛行場(沖縄県)に絡む爆音訴訟団の原告がマイクリレーで連帯を強調。与野党の幹部や議員も登壇したが、民主党の平岡秀夫衆院議員(山口2区)には厳しい視線が向けられていた。
「安全な町で暮らしたい」と市内の高校2年岡田瑞歩さん(16)が意見発表。艦載機移転と同市の愛宕山開発事業跡地の米軍住宅化に反対し連携して闘うアピールも採択した。最後に全員で黄地に黒で「怒」の文字を書いた紙を一斉に掲げた。
【写真説明】「怒」と書いた紙を掲げて艦載機移転反対を訴える岩国大集会の参加者
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