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魁皇 勝ち越して通算1000勝に王手

<夏場所14日目>安美錦(右)を送り出しで破る魁皇
<夏場所14日目>安美錦(右)を送り出しで破る魁皇
Photo By スポニチ

 大相撲夏場所14日目は22日、両国国技館で行われ、37歳の大関・魁皇が安美錦を送り出して勝ち越し、通算999勝目を挙げた。千代の富士(元横綱、現九重親方)以来史上2人目の1000勝を懸け、きょう23日の千秋楽で琴欧洲と対戦する。勝ち越し97場所目は史上1位の自己記録を更新した。13日目に2場所連続14回目の優勝を決めた白鵬は琴欧洲を寄り倒して14連勝とした。 【14日目結果

 22年前の夏場所に初めて番付にしこ名が載ってから、積み重ねた白星は999。千代の富士以来史上2人目の1000勝へ、ついに“マジック1”とした魁皇は「勝ち越してホッとしている」と言いながらも、「あしたもあるし、思い切っていければそれでいい。気負うことなく、思い切っていければそれでいい」と自分自身に言い聞かせるようにつぶやいた。

 「攻めようという気持ちはあるけどね」と振り返った立ち合いは、右に流れるように体がフワリと浮いた。しかし、安美錦が前に出てきた瞬間に左手でタイミング良くいなし「(安美錦が)止まったような感じだったからね」と、そのまま土俵外へ送り出し。歴代1位の自己記録を更新する、97場所目の勝ち越しとなった。

 最後の2ケタ勝利は07年夏場所で、毎場所のように苦しい土俵が続く。だが、師匠の友綱親方(元関脇・魁輝)は「土俵上で評価されるために毎日稽古をする。そのために私生活をしっかりする。その頑固さだけは誰にも負けてない」と言う。相撲に関係のないテレビ番組や雑誌の取材は受けない。一貫して土俵での勝利だけを追い求めてきた。残り1勝とした「1000」という数字についても、本人は「ただの一つの区切り」と表現。部屋関係者も特にパーティーなどを開く予定はないと言う。大相撲の歴史で過去に1人しか達成したことのない偉業へ向け、魁皇は普段と変わらぬ真しな姿勢で土俵に上がる。

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