会社員レスラー死亡で警視庁が捜査…安全管理不十分
2日発行の夕刊フジ「格闘技裏通信」で報じた会社員レスラー死亡事故で、警視庁が捜査に乗り出した。死亡した男性はプロレス歴6カ月の新人で、東京湾岸署は練習中の安全管理が不十分だった過失致死の疑いもあるとみて、技をかけた選手2人から事情を聴くなど詳しい経緯を調べている。
死亡したのは神奈川県平塚市の会社員、由利大輔さん(享年25)。由利さんは今年4月、プロレス団体「二瓶組RofC」に入門したばかりで、8月のデビュー戦も含めてわずか2試合の出場経験しかなかった。
関係者によると、10月18日未明、江東区新木場の格闘技ホールのリング上で、由利さんの所属団体の代表(30)が由利さんを肩車してコーナーに近づき、別の男性選手(34)がコーナー上からジャンプ。水平にした腕を相手の首に当てて倒す「ラリアット」を由利さんにかけた。この技はラリアットに加え、高所から落下する危険性から「ダブルインパクト」とも呼ばれる。
由利さんはマット上に頭から落下。受け身を取れずに首を強打し、救急車で搬送された。首の骨の一部が外れる重傷で、当初意識はあったが同24日に死亡した。
由利さんは中学時代に空手をしていたが、本格的な格闘技経験はなかった。ところが試合には「空手の有段者」として出場。また、所属団体には自前のリングがなく、由利さんらは会社勤めのかたわら、地元の柔道場に週数回集まり、畳の上で受け身の練習などをしていた。
事件を最初に夕刊フジで報じた格闘技ジャーナリストの片岡亮氏は「集客力のない団体が、わずか数枚のチケットをさばくことを条件に誰でもリングに上げ、危険な“プロレスごっこ”がはびこっている。有力団体がライセンスを出し、ライセンスのない者はリングに上げないというシステムにするべき」と話している。
ZAKZAK 2008/12/24
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