備品台帳の記録とは違うバイオリン=22日、京都市中京区の市立京都堀川音楽高校、岡見理沙撮影
京都市立京都堀川音楽高校(中京区)で保管されていた高級バイオリンが、もとのものより安いバイオリンにすり替わっていたことが市の監査でわかった。
消えたのは、イタリアの作家の手になる1947年製。市教委が11年前に購入し、時価600万円はくだらないという。ケースにはなぜか、88年製の時価約200万円のものが収められていた。
学校は今春、市郊外から二条城近くの新校舎に移転してきたばかり。バイオリンまで新しくなった謎の事態に、関係者は頭を抱えている。