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口蹄疫の疑似患畜の確認について

2010年4月20日

口蹄疫の疑似患畜の確認について

   家畜伝染病である「口蹄疫」の疑似患畜が県内で確認された。

平成22年4月20日
宮崎県農政水産部畜産課

1. 発生場所

児湯郡都農町に所在する繁殖牛農家(飼養頭数 繁殖牛9頭、育成牛3頭、仔牛4頭)

2. 確認の経過

  1. 平成22年4月9日(金曜)、開業獣医師から宮崎家畜保健衛生所に、口腔内にび爛(軽度な潰瘍)のある牛がいるため、病性鑑定の依頼があった。
  2. 同日、宮崎家畜保健衛生所の家畜防疫員(獣医師)が当該農場の立入検査を実施したところ、症状がある牛が1頭のみで、現時点では感染力が強いといわれている口蹄疫とは考えにくいため、経過観察とした。
  3. 4月16日(金曜)夕方、同じ症状の牛がみられるという報告があり、17日(土曜)、再度、立入検査を実施したところ、別の2頭に同様の症状があることを確認。同日、病性鑑定を開始。
  4. 4月19日(月曜)午前、イバラキ病等の類似疾病について、全て陰性を確認。
    このため、口蹄疫も疑われるので、同日20時00分、検査材料を動物衛生研究所海外病部(東京都小平市)に送付した。
  5. 4月20日(火曜)早朝、農林水産省からPCR検査(遺伝子検査)で陽性との連絡。
    なお、当該農場については、感染が疑われるとの報告があった時点から飼養牛の移動を自粛している。

3. 当面の措置

家畜伝染病予防法及びこれに基づく防疫指針に沿って、

  1. 確認農場においては、飼養牛全頭の殺処分、畜舎の消毒、汚染物品の焼埋却等を実施。
  2. 確認農場の周囲を移動制限区域、搬出制限区域として家畜の移動禁止、家畜市場等の閉鎖等を実施。
  3. 周辺農場及び関連農場の立入検査等を実施。
  4. 宮崎家畜保健衛生所、県及び農林水産省にそれぞれ口蹄疫防疫対策本部を設置。

4. その他

  1. 口蹄疫は、牛、豚、水牛等の偶蹄類の動物の病気であり、人に感染することはありません。
    また、感染牛の肉が市場に出回ることはありませんが、仮に感染牛の肉を摂取しても人体には影響有りません。
  2. 今後、報道機関には発生状況や防疫対策の進捗状況について適時情報提供に努めることとしますので、生産者等の関係者が根拠のない噂などにより混乱することがないよう、御協力を御願いします。
 

※ 国内での口蹄疫の発生は、平成12年(本県及び北海道)以降、確認されていません。

このページの内容についてのお問い合わせは
宮崎県農政水産部畜産課
電話番号 :0985−26−7139
担当者:衛生防疫担当 三浦、前田

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