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長谷川が不屈の魂で“がけっ縁”再戦へ向かう。WBC世界バンタム級王座から陥落した前王者・長谷川穂積(29)=真正=が20日、神戸市内のジムで会見。陣営は4回TKO負けしたフェルナンド・モンティエル(31)=メキシコ=と調整試合を挟まないダイレクトリマッチを年内に目指すことを表明。過去に輪島功一、徳山昌守が成功した陥落→即奪回の華麗な返り咲きに向け、長谷川は「ベルトを取り返したい」と強い意欲を示した。
悲壮感はなかった。衝撃の4回TKO負けから20日。11日に手術を受けた右あごを少し腫らし、敗戦後初めて公の場に姿を見せた前王者は「ダイレクトしか頭にない。ノンタイトル戦をする意味はない」と言い切った。試合直後から希望していた再戦。あご骨折のハンデを負っても、調整試合なしで王座に挑戦する方針を明らかにした。
リスクと隣り合わせのマッチメークになる。王座陥落後の再起戦がリマッチになったケースは4例。輪島は2人の選手から、徳山は川嶋勝重から取り返した。一方で星野敬太郎は連敗し、直後の再起戦の黒星で引退。長谷川は「1年以内にできるならマイナス要素はない」と言ったが、同じ相手に連敗すれば「引退」の2文字さえ浮上する。
完敗したとは思っていない。試合の映像は見ていないというが「勝手に勝てると思っている」と力を込め、骨折については試合前に親知らずを抜いた影響か「誰とやっていても折れてた」と悔しさをにじませた。医師からはプレートを埋めたままの試合と7月中旬のスパー開始の許可も出た。6月下旬にも練習を開始し、驚異的な回復力でリングに戻るつもりだ。
本格的な交渉はモンティエルが9月にも行う防衛戦以降になる。長谷川は「メキシコでも行く」と敵地再戦にも前向きで、山下正人会長(48)は「前回以上に半端ない気持ちでやらなあかん。これに勝たないと次のステージに行けない」とリベンジ成功後の階級転向も示唆。勝てばヒーロー、負ければ背水。長谷川がエースの座を取り戻す再起ロードに臨む。
◆過去の王座陥落後の再起戦でのリマッチ
▽元WBA世界スーパーウエルター級王者・輪島功一 1974年6月にアルバラード(米国)に15回KO負けし、75年1月の再戦で判定勝ち。75年6月に柳(韓国)に7回KO負けし、76年2月の再戦で15回KO勝ち。
▽元WBA世界ミニマム級王者・星野敬太郎 2002年7月にアラムブレト(ベネズエラ)に判定負けし、同12月の再戦でも判定負け。その後の再起戦で敗れて引退。
▽元WBC世界スーパーフライ級王者・徳山昌守 04年6月に川嶋勝重に1回TKO負けし、05年7月の再戦で判定勝ち。
(2010年5月21日06時03分 スポーツ報知)
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