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◆大相撲夏場所13日目 ○白鵬(小手投げ)琴光喜●(21日・両国国技館) 横綱・白鵬が2場所連続14回目の優勝を決めた。大関・琴光喜を小手投げで破り輪島と並ぶV14を達成した。13日目でのV決定は08年名古屋以来、自身2度目。初場所14日目からの連勝も30に伸ばした。このまま連勝を重ね自身初の2場所連続全勝で優勝に花を添える。
輪島に並ぶ14回目の優勝が決まった瞬間でも、白鵬は表情ひとつ変えなかった。08年秋場所以来となる東京でのV。「東京での優勝が欲しかった。何よりもうれしい」。ようやく笑みを浮かべた。今場所最長の51秒7の時間を要したが「右が入ってたんで何とかなると思った」と余裕の表情で振り返った。
東京でのVは特別な思いがある。家族の存在だ。育ての親の熊ケ谷親方(元幕内・竹葉山)によれば、今場所は外出を控え、早めに帰宅していたという。白鵬は「家族と過ごしてるときだけが、相撲から離れられる。やっぱり支えてもらってるね」。だが、東京で2年近くも優勝がなかった。支えてもらっている家族の近くで何としても優勝を決めたかったのだ。
4月12日の紗代子夫人の26回目の誕生日には、久しぶりに2人きりで食事に足を運んだ。「新鮮な感じがして楽しかった」。夫婦水入らずの時間の中で、愛を確かめ合い、場所への英気を養った。
主役の座も取り戻した。場所中に後援会関係者と食事をした際「把瑠都ばかり報道される」と漏らしたという。朝青龍が引退し、主役となるはずも春場所の話題は把瑠都が席巻。今場所前も注目は新大関だった。
横綱とはいえ、素顔は25歳の青年。後援会関係者は「横綱は勝って当たり前なんだから。勝ち続ければ注目されるよ」とゲキ。奮起した白鵬は、一人横綱となってから1敗もせず、V14を達成した。
自身3度目の30連勝も達成。更に全勝優勝となれば、自身初の2場所連続となる。1958年の年6場所制以降、達成したのは大鵬、千代の富士、貴乃花、朝青龍しかいない。いずれも20回以上優勝している大横綱だ。通算でも6回目となり、元ライバル・朝青龍の5回を抜く。武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)は「スキがない。連勝もまだ伸びる感じだ」と絶賛した。「あと2日、気楽にいきたい」。関係者によれば、14日目から黄金まわしを締める意向を示したという。22日夜には輪島さんと会食する予定。尊敬する輪島さんの期待に応えるためにも更なる記録に挑む。
◆白鵬 翔(はくほう・しょう)本名ムンフバト・ダヴァジャルガル。1985年3月11日、モンゴル・ウランバートル市生まれ。25歳。宮城野部屋。2000年10月来日。01年春場所で初土俵。04年夏、新入幕。06年春場所後に大関。07年夏場所後に第69代横綱に昇進。優勝14回。殊勲賞3回、敢闘賞1回、技能賞2回。金星1。得意は右四つ、寄り、投げ。家族は夫人と1男1女。192センチ、154キロ。
(2010年5月22日06時02分 スポーツ報知)
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