大牟田市教委は2012年度からの5年間で、小学校6校を3校に、中学校3校を1校に統合する小中学校の再編案をまとめた。少子化で児童・生徒が減少し、小学校での複式学級や、中学校の専門教師の配置が難しくなることから、8月中に再編案を定める。市教委は21日に市民や学識経験者ら16人で組織する通学区域審議会に諮問。今後、PTAなどを通した地域説明会を経て、8月中に答申を受ける。
計画案によると、小学校は6校を2校ずつ統合。12年度は、天道小(76人=5月1日現在の児童数)と笹原小(162人)を統合し、笹原小を校舎に使う。13年度は上内小(57人)と吉野小(458人)を統合し校舎は吉野小、16年度は上官小(95人)と大牟田小(381人)を統合し校舎は大牟田小にする。
中学校は、15年度に右京中(155人)と船津中(171人)と延命中(208人)を1校に統合し、校舎は右京中を使う。小学校は22校から19校、中学校は11校から9校になる。
市教委は、10年度の小学校の児童数6110人は、16年度には12%減の5360人になり、中学校の生徒数3081人は13%減の2671人になると推計している。
=2010/05/23付 西日本新聞朝刊=