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オリ・バル、仰天V弾!サインは“待て”

2010.5.23 05:03
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オリ・バル、仰天V弾!サインは“待て”
坂口とジャンピングタッチして勝利を喜ぶバルディリス(右)。実はサインを見間違えていたんですけど…(撮影・森田達也)【フォト】

 (交流戦、オリックス5−3阪神、2回戦、オリックス2勝、22日、スカイマーク)「何しよるんや!!」。岡田監督がそう心の中で叫んだ打球は左翼席に消えた。

 六回二死走者なし。バルディリスがカウント「0−3」から勝ち越しの3号ソロ。古巣・阪神に連勝した岡田監督は、笑みを浮かべて仰天の舞台裏を明かした。

 「(次に)代打の日高を出すつもりやったから『(サインは)待て』やったんや」

 鶴のシュートを叩いた一撃は、サインの見間違いだった。5月に入ってソフトバンクから荒金と金子圭、広島から長谷川と喜田を獲得。作戦が漏れないよう3週間でチーム内のサインを2度変更した。バルディリスの一発はまさに結果オーライ。試合後、すれ違った助っ人へ「罰金もんや!!」と笑いながら“お小言”を口にした。

 「何をするんかと思ったわ。徹底していかな」。実はこの日、もうひとつサインミスがあった。指揮官は顔をしかめたが、それでも白星が舞い込んだ。しかも、昨年阪神を戦力外になった助っ人で古巣に連勝だ。

 「2つ勝ててムードもいいし、勢いがつく。こういう形で勝っていくんだと選手もコーチもわかった。そういう意味で大きい」。連勝で借金は4。阪神をたたいて追撃態勢を整えた。(周伝進之亮)


フォト
坂口とジャンピングタッチして勝利を喜ぶバルディリス(右)。実はサインを見間違えていたんですけど…(撮影・森田達也)
バルディリスを出迎える岡田監督は苦笑い(撮影・加藤孝規)
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