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宮崎の種牛エースを口蹄疫で処分

口蹄(こうてい)疫問題で宮崎県は22日、避難させた種牛6頭の中で精液の供給量が最も多いエース「忠富士」が遺伝子検査で、感染疑いと確認されたことを明らかにした。県は忠富士を殺処分にした。残り5頭は、宮崎牛ブランドを支える種牛を守るための例外措置で約1週間の経過観察としている。

 残り5頭が発症するなどして殺処分となった場合、畜産王国は大きな危機を迎える。宮崎産の子牛は佐賀や三重などブランド牛生産地に出荷されており、各地への影響も必至だ。

 東国原英夫知事は、県家畜改良事業団(高鍋町)が管理する種牛49頭の殺処分を見直し、救済を国に要請する考えを明らかにした。知事は記者団に「財産を残したいというのが県の願い。今後国と協議する」と述べた。

 これに対し、現地対策本部の山田正彦農林水産副大臣は「(救済を)認めていいとは思っていない」と否定的な姿勢。

 同事業団は種牛計55頭を一元管理していたが、口蹄疫拡大を受け、県は精液提供の9割を担う6頭を13日に西都市に避難させた。15日に同事業団で肥育牛に疑い例が出たため、事業団の49頭は殺処分が決まった。県によると、これまで49頭に症状は出ていない。

 政府の現地対策本部と宮崎県は22日、発生農家から半径10キロ圏内の牛や豚へのワクチン接種を開始した。農林水産省によると、対象は計約16万頭に上る。ワクチン使用は国内初。同日中に豚約2万2000頭に接種した。

 殺処分された牛や豚の埋却地について、現地対策本部は新富町の航空自衛隊新田原基地を「候補の1つ」(山田副大臣)として検討している。

 被害地域は西都市と木城町を合わせ2市5町に拡大した。(共同)

 [2010年5月22日23時15分]


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