漫画家水木しげるさん(88)の描いた妖怪像が並ぶ境港市の「水木しげるロード」を隠岐諸島に延長するプロジェクトが着々と進んでいる。島根県隠岐の島町では妖怪ブロンズ像9体が完成。関係者は同市からフェリーで訪れる観光客に期待を寄せている。
地元特産のサザエにちなんだ「さざえ鬼」や、地域に昔から伝わる「河童(かっぱ)」など、この春に設置されたブロンズ像は8体。2年前に設置した、愉快に踊る水木さんのブロンズ像を加え計9体が、島内の南北約20キロを縦断する道沿いに散らばる。
実行委は7月、隠岐の島町の西郷港にオブジェと巨大壁画を整備する予定。横地洋公委員長は「妖怪巡りを通じて隠岐の大自然を感じてほしい」と話している。
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