22日付の韓国紙、中央日報は土曜版別冊で、日本で人気を博しているNHK大河ドラマ「龍馬伝」で主人公を演じている福山雅治や坂本龍馬について特集している。
「出口が見えない日本、英雄、龍馬の復活を願う」と題して、4ページに渡り、福山とのインタビューや歴史小説家、童門冬二氏による坂本龍馬に関する寄稿文を詳しく掲載している。
韓国メディアとのインタビューは初めてという福山は、大河ドラマ「龍馬伝」の人気ぶりについて「出口が見えず先に進めないような現状を打破できる、誰も思いも寄らない新しいアイデアを、龍馬なら考え出してくれるのではという期待感を持てるからだ」と答えている。
特集の中では、福山を「日本のチャン・ドンゴン+チョン・ウソン」と人気韓流スターにたとえて紹介している。
編集後記の中で、編集者は「龍馬が基礎を築いた明治維新により日本は改革と近代化の道を歩むことになった。一方、朝鮮は(侵入してきた仏軍や米軍を撃退した事件をへて)、大院君による鎖国と停滞、衰退へとつながった。リーダーの考えと決断が国家の命運を決めるということを今更ながら考える」と特集の意図を明らかにしている。