警視庁　賭博報道めぐり琴光喜に内容を確認要請

　一部週刊誌で、大相撲の大関琴光喜関が野球賭博でトラブルに巻き込まれていると報じられたことをめぐり、警視庁が琴光喜関本人と直接会い、記事の内容について事実関係を確認したいとの意向を伝えていたことが２２日、同庁への取材で分かった。

　警視庁によると、面会したのは２２日の取組後。報じられた内容について説明してもらいたいと求めた。今後、詳しく事情聴取を行い、事実関係を確認するという。

　２０日発売の週刊新潮が、琴光喜関が野球賭博をしているとして、元暴力団関係者に口止め料などとして１億円を要求されていると報じていた。

　琴光喜関はこれまで、記事の内容について「全くない」と、報道陣に対して完全否定。師匠佐渡ケ嶽親方（元関脇琴ノ若）も、琴光喜関に記事が事実無根であることを確認したといい「弟子を信じる」と話している。

　日本相撲協会の陸奥生活指導部長（元大関霧島）は、佐渡ケ嶽親方や記事で所属力士らが取り上げられた阿武松親方（元関脇益荒雄）らに事情を聴いた。両親方は当事者が関与を否定していることを報告した。

[ 2010年05月22日 23:27 ]