宮城県警仙台南署は4日、4月30日に仙台市内で無職女性(20)に抱きついたとして強制わいせつ容疑で1日に緊急逮捕したトルコ籍の男性(30)=埼玉県川口市在住=が事件と無関係で、誤認逮捕だったと発表した。同じ容疑で4日、トルコ籍の東京都大田区南久が原2、無職、アウトウンバシ・ウメル容疑者(24)を逮捕し、男性を釈放した。
逮捕容疑は4月30日午後8時半ごろ、仙台市太白区内のインターネットカフェで女性に抱きつくなどしたとしている。
仙台南署によると、男性はウメル容疑者の友人で、当時一緒にカフェを訪れていたが、一貫して容疑を否認していたという。被害女性がいたブースの扉にウメル容疑者の指紋が残されていた一方、男性の指紋が検出されなかった点などから、誤認逮捕が判明。女性が容疑者を確認する際、男性をウメル容疑者と間違えたことが原因といい、佐藤則夫副署長は「大変申し訳ない。このようなことがないよう適正な捜査の徹底に努めたい」と謝罪した。【須藤唯哉】
毎日新聞 2010年5月4日 23時43分(最終更新 5月5日 1時10分)