警視庁立川署、時効成立後1年近くたっているのに気づかず暴力団関係者を逮捕 釈放
警視庁立川警察署が18日、時効が成立して1年近くたっているのに気づかないまま、知人から金を脅し取ろうとした疑いで暴力団関係者を逮捕し、19日に釈放していたことがわかった。
警視庁の発表によると、立川警察署は18日、2006年6月、埼玉県で知人から金を脅し取ろうとしたとして、山梨・富士吉田市の暴力団関係者を「暴力行為等処罰に関する法律違反」の疑いで逮捕した。
しかし19日の送検で、2009年6月に、すでに3年の時効が成立していることを検察に指摘され、謝罪のうえ釈放した。
立川署は、被害届が2010年3月に出された時点でも気づかず、逮捕状を出した裁判所も見落としていた。
警視庁は「2度と起こらないよう、時効の確認をするように指導教養を徹底したい」とコメントしている。
(05/20 11:06)