警視庁は、1年前に時効が成立していたにもかかわらず、誤って30代の男性を逮捕したことを明らかにしました。
男性を誤って逮捕したのは、警視庁立川警察署です。警視庁によると、2006年6月ごろ、知人から金を脅し取ろうとした暴力行為処罰法違反の疑いで30代の暴力団関係者の男性を逮捕したところ、3年の時効がすでに成立していたということです。立川警察署が逮捕状を請求した後、簡易裁判所が逮捕状を出しましたが、いずれも時効の成立に気づかず、検察官が書類を見て誤りに気づきました。身柄を拘束された男性は、19日午後に釈放されました。警視庁の飯利雄彦組織犯罪対策総務課長は、「お詫びするととも、再発防止に努めたい」と話しています。