福岡県警嘉麻署は22日、祖母の背中をけってけがを負わせたとして、同県嘉麻市鴨生、無職、伊藤恵地容疑者(26)を傷害容疑で緊急逮捕した。祖母は病院に搬送された後に死亡した。同署は死因の特定を急ぐとともに、暴行との関連を調べる。
逮捕容疑は同日午後1時ごろ、自宅で同居していた祖母の伊藤ハナエさん(87)の背中などを数回蹴り、ろっ骨骨折などのけがを負わせたとしている。恵地容疑者は「腰が痛いと言う祖母と病院に行くか行かないかで口論となりけった」などと供述しているという。
同日午後1時半ごろに恵地容疑者がハナエさんの意識がもうろうとしていると119番した。同署は23日に司法解剖する。
毎日新聞 2010年5月23日 1時34分(最終更新 5月23日 1時37分)