広島市議会:五輪の予算を削除 特別委で可決

2010年3月25日 12時49分 更新:3月25日 14時27分

 広島市が20年に招致を検討しているヒロシマ五輪について、広島市議会予算特別委員会は25日、関連の10年度予算案約2600万円を全額削除する修正案を賛成多数で可決した。「市民の十分な理解がなく、財政面でも困難」という理由。市の招致活動は全面的な見直しを迫られる。岩崎静二・五輪招致検討担当部長は「検討継続は難しいかもしれない。残念だ」と話した。

 予算案は、外部業者に委託する基本計画策定費約2300万円と長崎市などとつくる招致検討委員会の運営費約90万円など。保守系2会派が修正案を23日に提出。この2会派や公明党などが賛成した。26日の本会議でも可決される見通し。

 ヒロシマ五輪は09年10月に広島・長崎両市が招致を検討すると発表。長崎市はその後、招致を断念している。【矢追健介】

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