エロ絵メイキング

こんな感じで描いてます。
多分全然参考にならないっす。(講座ではなくメイキングなので)


ほんとは背景も描いたんですが、そっちはコミックPSにて;


▼使用したもの▼

0.3シャーペン(2B)
CANON カラーレーザープリンタ用紙
PhotoshopCS
Painter7

飲み物(炭酸系)
CDやDVD(横で垂れ流し)


下塗り          顔&髪の毛(2)    仕上げ


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線画

ラフ。

「こんな感じの絵にしようかな」って感じで、軽くイメージを紙に描いてみます。
今回は作業時間に少し余裕があったので2人描くことにしました。

使用したものは愛用の2Bの0.3シャーペン。紙はCANONカラーレーザープリンタ用紙。
消しゴムに強く、白が強いのでスキャンする際にも最適。少しお値段高めなのが難。
(上の画像は、ラフがわかり易いように調節してスキャンしたものです)


その後、シャーペンで線を綺麗にします。
この段階で線の強弱をある程度つけておくと後が楽。

それからPCに取り込み。取り込む時はPhotoshopを使って線画レイヤーを作ります。

僕が使ってる方法は、線画レイヤーの「レイヤー効果」を立ち上げ
「境界線」を選択します。すると、細かいゴミが見えるようになりますんで
消しゴムツールで念入りに手作業でゴミを取ります。

トーンカーブでゴミを飛ばすという方法もありますが、
あれは必要な線まで殺してしまうので、僕は全く使わないっす。



▼塗り▼
塗りに関しては、僕は作風や絵柄とともに頻繁にチェンジしてるんですが
今回はエロ絵ってことで適度にリアル、適度にアニメ調って感じです。

下塗り
 
■まずは線画の直し
PC上でPainterを立ち上げます。

まずシャーペンの線画は
透明度を40%くらいにしてしまい、
その上からペイントブラシで強調したい線を上描き。(右図)


■下塗り。
この時点で大体の色を決定してしまいます。

とりあえず先に手前の女の子を描いちゃいますよ。
本当は全体から徐々に色付けした方がいいんで、皆さんは真似しないように。


■第一段階の影をつけます。
この絵は物凄いレイヤー多いですけど、実際は1キャラ1枚〜2枚で充分ですぜ。

この影は基準になる影なので、淡くも濃くもなく。
ちなみに今回はキャラ絵なので、あとから調節がしやすいように。


■第二段階の影をつけてみたり。
薄い影です。あまり立体感つけると仕上がりが人形みたいで気持ち悪くなるんでそこそこに。


■第三段階の影と反射をつけるのさ。
一応光源は向かって右からなので、基本的に右側が黄色系、左側が赤味を帯びた色に。
そんなわけで反射光は赤っぽい(紫)色です。反射光は彩度を下げるのがポイント。

これもやり過ぎると気持ち悪い仕上がりになるんで、適当なとこでやめておきます。





顔が命の〜♪
擦りツールを使って影を綺麗にします。
アニメ塗りの仕事の場合、この擦りツールはあまり使いません。
逆にリアル絵の類の場合は、殆どこの擦りツールに頼ります(笑)


■口の中を描いて、目のあたりをおおまかに着色。
表情が出るように口は半開きで。
意識し過ぎると自分の顔も↑こうなってくるので注意が必要。


■瞳を描き入れて、線画を描き足す。
これだけでも結構見栄え違いますよねー。女の子絵は目が重要。妥協せずに描きましょう。
単色じゃなくて、赤系統、黄色系統の茶色を複合して使います。


ハイライトを入れ、髪の毛付近や、左頬の影を強くする。
ハイライトの数で目のウルウル度が変わります(笑)
今は2つ入れてますけど、後から半透明のレイヤーを使って涙目にしてしまいます。


■ほっぺを赤くし、その他影の調節。
僕は赤いほっぺが好きなんです。つねったり突付いてみたくなります。


ちなみに完成段階ではこうなってます。




■ぼかしツール大活躍
顔の時と同じ容量です。丸っこい体はこうして描いてます。



■手のあたりを描き込み。
線画をブラシで上描きしてます。手前にある線は太めに。
手(特に指先)は時として顔以上に表情を出せます。
僕の場合、描くのは好きだけどどうにも下手くそなもんで…


■全体的に丸みを出します
ぼかすところと、ぼかさないところを区別して作業しましょう。
大まかに分けて、影は2種類あります。
1つは、物体の形状によって発生する影と、2つめは何かが光を遮っている影です。
ぼかすかどうかは、その辺の判断もしておくと楽ですぜ。

あ、何気に右足のところ描き直してます(汗




■続。丸み出し。&光沢をプラス。
…足のとこ影不自然かな(今更)





■特に暗くなる部分を塗る
割と彩度強めの髪色なので、少し彩度を落とした影をつけてバランスを取ります。




■色んな色を混ぜる。
髪といっても、茶色や黒一色でなく色んな色が混ざってます。
今回は赤系統の茶色を混ぜます。元の地色が黄色に近い茶色なので。


■髪の毛のディテールをわかりやすく。
さらに彩度を落とした黒を塗って、その上から黒に近い茶色を混ぜます。
この辺はPainterのペン強弱の見せ所なので、どんどん遊んじゃいましょう。



■髪を綺麗に。
アップで見ると、意外と境目がガクガクしてたりするので
ブラシで軽く直しちゃいます。あと毛先は擦ってます。
ついでに、細かく散った髪の毛を一本一本描きます。
すると何となくエロくなります。



■毛の一本一本を全体に描いてみる。
こういう遊びを入れると、少しリアルさアップ。Photoshopより数段楽に出来ます。
毛の方向に注意して、あくまで「さりげなく」がポイント。


■ハイライトを入れます。
今回は控えめに。






■こんな形かなあ
液体の形をなんとなく影をつけてみて想像。
この時点じゃ僕もどうなるかわかりません。


■白を混ぜてみる。
といっても完全な白じゃないです。地が肌色なので、白味を強めた肌色って感じで。


■液体にもハイライトを入れてみる。
水じゃないので「粘っこく白い液体」ということを常に意識。



■うわ。ねばねば。
まあ量の調節はそれぞれの好きなように(笑)
液体などの固形の形を持たないものは描いてて面白いですねえ。
自由ですよ。一応ぱんつにへばりついてる感じを意識しました。

あ、ちなみに僕は「パンツ」より「ぱんつ」の方が好きです(どうでもいい)



■ねるねるねるねは…へっへっへっへっへ
寝れば練る程色が変わって…こうやって付けて…
ウマイ!!

そんな感じで指にも液体付着。せっかく指立ててたんで。
ついでに言われる前に言っておきますと下着の曲がり方が変です。ハイ。すいません。




顔&髪の毛 その2



■既に影をつけてたりする。
下描き段階と表情が違いますねえ。ハイ。このへんは気分次第です。
「こっちの表情のが可愛いかなあ」とか思ったら
直してみたりして色々試すのが好きなんです。



■髪の毛に大体の影を。
手前の子より黒が強いです。やっぱり切りそろえ髪は漆黒系がいいです。

それとさり気なく口の中に歯をプラス。
個人的に歯を描いた方が好きなんです。
作品の傾向や絵柄によっては歯を描くのがタブーってこともありますが、
僕は歯が好きなんです。(強調)


■髪に明るい部分を入れてみる。
CGだとこういう作業も楽チン。
擦りツールの強さを調節しながら、毛の流れにそってサッサッって感じで。


■ハイライトを入れ、顔にも汁気を。
髪の毛にハイライトが入ってますが、注意するのはハイライトといえど決して「真っ白」を使わないこと。
この絵では赤茶混じりのハイライトを使ってます。これでも充分です。
あと顔の右半分も影と反射をプラスしてます。

実は口元から垂れてる汁も、口のあたりで泡立ってるんですが
これだと全然見えないっすね…;


■完成版ではこんな感じ。





■片手にピストル、心に花束、唇に火の酒、背中に人生を…そして服に模様を。
適当にこんな柄にしてしまいました。…すいませんメチャメチャ適当です;

ちなみにこういうパターン系も全部手描きです。
僕はフィルタとかの類は余程のことがない限り使いません。
「絵を描いてる」って気がしなくて嫌なんですよ。


■そして服に影を。
半透明のレイヤーを使って影を入れます。
このへんもぼかす箇所とそうでない箇所の区別に注意。


■後ろの帯に模様。
模様とかそういったセンス皆無なので勘弁してください;


■服同様に影をつけてみる。
しかし影を入れればそれなりに見える件について。
とりあえず、布地が薄い素材ってことがわかるように気をつけて塗りました。
これも半透明レイヤーを使ってます。



仕上げ



■スカート(?)も塗り。
いつの間にか最終段階目前。


■大体出来たっぽい。

白抜きのエロ絵だと「快楽天」っぽいなあ…なんて思いつつ仕上げ。
今回は背景なしで説明しました。

ここまでの作業工程は7〜8時間くらいです。(多分)