2010.4.30 19:50
農林水産省は30日、米国からの輸入を禁じている牛ひき肉を混入させたまま出荷したとして、輸入停止措置を課していた米カーギル社のドッジシティ工場(カンザス州)に対し、同日付で措置を解除したと発表した。再発防止策が確認できたためという。
牛ひき肉は、牛海綿状脳症(BSE)の感染を防ぐため日本が条件としている月齢の識別が困難なことから、輸入を認めていない。農水省によると、ドッジシティ工場では肩肉を詰める箱に作業員が不注意でひき肉の入ったチューブを入れた。同工場の違反は3回目で、混入が発覚した2008年8月から輸入を停止していた。