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首相 口てい疫対策で指示

5月22日 17時25分

宮崎県内で家畜の伝染病、口てい疫が広がっている問題で、鳩山総理大臣は総理大臣公邸に赤松農林水産大臣らを呼んで、感染の現状や22日から始まったワクチン接種などの対策について報告を受け、スピード感をもって対策を進めるよう指示しました。

鳩山総理大臣は、22日午後、総理大臣公邸に平野官房長官や赤松農林水産大臣、それに、現地の対策本部に入っている小川総理大臣補佐官らを呼んで、およそ1時間にわたって口てい疫について協議しました。この中で、▽口てい疫に感染、または感染の疑いが見つかったのは、宮崎県内の2市5町であわせて171件に上っていることや、▽感染の拡大を防ぐため、発生地から半径10キロ以内のおよそ16万5000頭の家畜を対象に22日からワクチンの接種が始まったことなど、感染の現状や国や県の対策について報告を受けました。鳩山総理大臣は、感染から守りたいとして離れたところに移していた特産の「宮崎牛」の種牛の1頭に感染の疑いがあることがわかったことについて懸念を示したほか、「スピード感が大事だから県や地元の関係者と協力してしっかり対策を進めてほしい」と述べ、感染拡大を抑えるため、ワクチン接種などを柱とした今の対策を早急に進めるよう指示しました。