首相“沖縄にも負担を”
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首相“沖縄にも負担を”

5月22日 15時56分

鳩山総理大臣は、札幌市で開かれた民主党の会合に中継で参加し、アメリカ軍普天間基地の移設問題について、「しばらくの間、沖縄にも負担をお願いせざるをえない」と述べました。

鳩山総理大臣は、22日、札幌市で開かれた民主党の会合に出席する予定でしたが、宮崎県内で口てい疫が広がっている問題などに対応するため、東京にとどまり、総理大臣公邸から中継で参加しました。この中で鳩山総理大臣は、韓国の哨戒艦の沈没事件について、「北朝鮮の魚雷が起こした事件であり、とんでもないことを私たちの隣国が犯している。二度と、こうした事件を起こさないように、国際的な環境を作ることが大事だ」と述べました。そして、「アメリカ軍が多く存在している沖縄が我慢して果たしてきた役割を再認識したい」と述べました。そのうえで、鳩山総理大臣は、普天間基地の移設問題について、「少しでも沖縄の負担を全国で分かち合う心が必要だ。沖縄の負担を和らげるために頑張ってきたつもりだが、しばらくの間、沖縄にも負担をお願いせざるをえない状況だ。結論を見いだすべく努力を重ね、5月末までの合意を目指す思いは変わっていない」と述べました。