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中日・落合監督、通算500勝に笑み!史上27人目

西武に勝利しナインと握手をかわす中日・落合監督

 <中日3−1西武>台湾生まれの“孝行息子”から思わぬプレゼントを受け取った。快勝の余韻が残る中、立役者のチェンから手渡されたウイニングボール。史上27人目の500勝監督となった落合監督は、この日ばかりは喜びを隠しきれなかった。

 「チェンからボールをいただきました。忘れてたよ。こいつ何しに来たのかなと思ったもん」

 9回を締めた岩瀬が、3勝目を挙げたチェンに「監督の記念だから」と届けさせた白球。先発がゲームメークし、中継ぎがピンチをつぶし、守護神が締める。らしい試合運びでもぎとった500杯目の美酒の味は、格別だった。

 2004年の就任以来7シーズン、908試合目で達成。中日では星野監督(現阪神SD)に続く史上2人目で、到達ペースは47試合も早い。守備重視で、相手のスキを逃さない“オレ流”野球を完全に浸透させた。

 「オレに監督のオファーが来るような時代になったか」と話した就任以来、生活はすべて野球中心となった。遠征先ではほとんど外出せず、休日は大好きな映画を家族で見に行くぐらい。自分でプレーするわけではないが、監督の激務に耐えられるよう食事にも細心の注意を払う。血糖値を下げ、疲労回復にも効果のあるグアバ茶を飲むのは日課。和食中心の食生活で体調を整え、日々の戦いに臨んでいる。

 「500?別段、大して。長いことやっていればいくんじゃないの」

 数字には無関心だった指揮官だが「でも涌井っていい投手だよな」と珍しく相手選手を褒めるなど最後まで舌は滑らか。パの首位を相手に連敗を止め、2位に浮上。オレ竜が再び上昇気流に乗ろうとしている。


試合結果

[ 2010年5月22日付 ]

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