一関市花泉町の県立花泉地域診療センターから民間移管された花泉診療所で、4月下旬に辞表を提出していた70代の男性非常勤医が辞表を撤回したことが分かった。運営する医療法人「白光」の橋本幸徳理事長は「今後は意思疎通を密にしたい」と話した。
橋本理事長が15日に非常勤医宅を訪ね、「地域医療のためには地元の医師が必要だ」と説得。非常勤医が17日に「地元のために協力したい」と診療所に電話し、辞表を撤回したという。橋本理事長によると、現在は体調不良で休んでいる常勤医1人と非常勤医6人態勢だが、新たに常勤医2人を確保するめどは立っているという。【湯浅聖一】
毎日新聞 2010年5月22日 地方版