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龍馬“電”、ラッピング京急出発進行ぜよ

 “龍馬ラッピング電車”が24日から首都圏を走ることが、19日分かった。土佐から上京した坂本龍馬にゆかりの深い地区に路線を持つ京浜急行(本社・東京都品川区)が、快特電車のドア横に「龍馬が愛した長崎。」をテーマにポスター16種計64枚をはり付けるもの。龍馬ラッピングの交通機関は首都圏初登場で、龍馬ファンを中心に注目されそうだ。

 京浜急行の快特電車が24日、坂本龍馬のラッピング車両として出発する。運行区間は品川~三崎口間で、6月27日まで走る。8両編成の「ブルースカイトレイン」(1車両2つドア)で、各ドアの両側に「龍馬が愛した長崎。」と銘打ったポスターがはられる。長崎港を一望する龍馬像やグラバー邸、そのほかに長崎の観光地の写真を配した16種が各4枚ずつ計64枚ラッピングされる。

 今回は長崎県からの強力な要請で実現した。龍馬ブームで、長崎県には4月29日から5月5日のゴールデンウイーク期間中、主要30観光施設に54万6656人が訪れた。前年同期比で28・5%増。しかし、県観光連盟では「龍馬といえばやっぱり高知なんです。亀山社中や海援隊は長崎が発祥ということは意外と知られていない。まだ『龍馬伝』でそこまで進行していないので」と話す。

 「龍馬伝」で長崎が舞台になるのは7月11日の放送分から。県は夏休みに突入する前に首都圏で目立つ観光誘客策を探っていた。そこに京急側からラッピング広告の申し入れがあった。京急も沿線に幕末の土佐藩主山内容堂の墓がある鮫洲駅、龍馬の立像のある立会川駅、妻お龍の墓がある京急大津駅など、沿線に点在する龍馬拠点をアピールしたかった。長崎と空路で結ばれる羽田空港に京急が乗り入れていることもあって、両者の思いが合致して龍馬ラッピング電車が実現した。

 大規模な豪華ラッピングもデザインされたが、京急の走る東京都、川崎市、横浜市、横須賀市の屋外広告物条例で「電車における車両の外面に表示する広告物の面積の合計は当該外面の10分の1とする」と規定されて幻に。車両面積は87・5平方メートルなので、8・75平方メートルまでデザインできたが、車両としての景観も審査対象になることから、今回はドア横へのポスターのみで1車両につき計3平方メートルのラッピングとなった。今回は6月27日で終了するが、京急では「今後、高知市にも営業したい。新たなラッピングを考えてみたい」とした。【寺沢卓】

 [2010年5月20日9時13分 紙面から]


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