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2010年5月21日(金) 19:20 |
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チンパンジー舎に体験型新施設
岡山市北区の池田動物園のチンパンジー舎に、体験型の新しい施設がオープンしました。 普段見ることができない、チンパンジーの一面が観察できます。
岡山市北区の池田動物園にきょうから登場したのは「チンパンジーなかよしToyッチャー」です。 ゲームセンターなどにあるUFOキャッチャーの機械で餌を掴み、チンパンジーに届けることができます。 この機械、餌やりだけではなく、チンパンジーの習性なども観察することができます。 餌が与えられない昼間の時間は、チンパンジーにとって退屈でストレスが溜まります。 そこで、チンパンジーと人が同じ遊具でふれあい楽しむことで、チンパンジーのストレスを和らげようというのです。 UFOキャッチャーでつかんだ餌は、円柱の中に落ちていきます。 しかし、円柱の横には小さな穴しか空いておらず、チンパンジーが餌を手に入れるためには頭をひねり、工夫しなければなりません。 考えたチンパンジーが手に取ったのは笹の枝です。 枝を円柱の穴に入れて、器用に餌を取り出そうとチャレンジします。 ようやく餌を手に入れることができたチンパンジーですが、まだ安心できません。 3頭いるチンパンジーには力関係があり、餌を求めてケンカがはじまります。 このようにチンパンジーが間近で見えることに加え、餌をめぐっての駆け引きなど、人間と違った習性や行動を観察することもできるのです。 池田動物園では、子ども達にゲームを通じてチンパンジーに親しみをもってもらうと同時に、動物本来の習性を目の当たりにすることで、より興味を深めてもらいたいとしています。
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